130416_ucc_02130322_ucc_04本日より全国のコンビニでスタートした缶コーヒーのオマケキャンペーン、UCC「HARLEY-DAVIDSON (R) 110thアニバーサリーコレクション」。約1/45スケールという、指にも乗るサイズながら細部のディテールが忠実に再現されていることに驚いているのではないだろうか。
今回はUCC「HARLEY-DAVIDSON (R) 110thアニバーサリーコレクション」キャンペーン事務局の担当者に取材する事ができたので、ハイクオリティオマケの開発秘話を、昨今の缶コーヒーのオマケ事情と合わせてレポートしよう。

最初に缶コーヒーのオマケ事情について。缶コーヒーのオマケにクルマやバイクのミニチュアモデルが多い理由は、缶コーヒーを好む消費者層をイメージしているからだ。ツーリング志向のライダーならば、旅先のコンビニや自動販売機の缶コーヒーで癒された経験が一度はあるはずだ。

実は過去に缶コーヒーの大手ブランドが「ミニカーやプルバックカーではマンネリ」として、クルマ系のオマケを止めたことがある。しかし、しばらくした後にクルマ系オマケが復活しているので、PR効果を考えると今も昔も外せないカテゴリーなのだろう。
オマケ化して話題になるメーカーとしては、自動車メーカーでは「フェラーリ」「ランボルギーニ」「ポルシェ」が御三家とされ、中でもフェラーリは断トツの人気だ。これはオマケだけでなく、単体で発売されるダイキャストカーも同じ傾向と、あるホビーメーカーの担当者が話していた。

だが、自動車メーカーは缶コーヒーのオマケに対して必ずしも協力的ではない。ファンの立場で見ればコンビニ等に自社のミニチュアが付くことで、知名度も好感度も上がって良いだろうと考えてしまうが、無料(缶コーヒー代は必要だが)で配る販促物であるオマケは、生産コストに厳しい上限が設定される。

自動車メーカー側からしてみれば、安っぽいクオリティのオマケが出回ることは、長い時間をかけて育ててきたブランドイメージを傷つけるに等しい行為と判断せざるを得ない。実際に上記であげた自動車メーカー御三家では、フェラーリはオマケを企画するメーカーを厳しく制限しており、ポルシェに至ってはオマケ化を全く認めていない。ポルシェがオマケで付く時には、チューニングメーカーのコンプリートカーや、ポルシェをベースにしたレーシングカーに限られている。

こうした缶コーヒーのオマケに対する温度感は、バイクメーカーでも同様だ。中でも今回UCCが選んだハーレーダビッドソンは、輸入バイクとしては特に人気の高いブランドのひとつであり、オマケ化の交渉は相当に困難だったであろうと予想される。その辺りを中心に、キャンペーン事務局の担当者に伺ってみた。

実はアメリカでは多種多様な缶コーヒーが自動販売機やコンビニに並んでいる事はなく、コーヒーと言えばカフェで自分の好みにカスタマイズして飲むのが主流である。そのため「缶コーヒーのオマケ」を販促に活用すること自体、イメージを掴みにくいはずだ。キャンペーン事務局担当者によれば、アメリカのメーカー担当者と交渉したが、実際にどのようなオマケを制作するかを伝えるため、かなりの時間を費やしたとのこと。また、ハーレーダビッドソン側を口説き落とすため、オマケのクオリティにも、業界では考えられないほどの手間と工程を投入したと言う。

1缶用のオマケに採用される小スケールのミニチュアモデルでは、どうしても細部パーツが省略されていたり、色の塗り分けが雑になったりする。これを絶妙なデフォルメでカバーして、それっぽさを演出するのが、企画担当者の腕の見せ所だ。
ところがUCC「HARLEY-DAVIDSON (R) 110thアニバーサリーコレクション」キャンペーンででもらえるミニチュアは、細部ディテール再現だけでなく、塗装の仕上がりにおいても非常にクオリティが高い。この高クオリティを実現したカギは、使われているパーツ数にある。

例えば「Ultra Classic(R) Electra Glide(R)」は何個のパーツで構成されているかお分かりだろうか。答えは26パーツである。UCC「ヨシムラism」キャンペーンの経験があり、リアルなバイクを創るノウハウを有しているとはいえ、オマケの常識で考えれば完全にオーバークオリティである。この企画を提案されたハーレーダビッドソン側も、納得した上でミニチュア化を許可したそうだ。

缶コーヒーのオマケファンにとっても、クオリティが高く、アイデアに溢れるキャンペーンが展開されるのは喜ばしいことではあるが、今回取材したキャンペーン事務局の担当者によれば、手間やコストを考えると、今後同じようなキャンペーンを企画することは難しいかも… とも話していた。
ちなみにYouTubeにて公開されているプロモーション動画では、本日から店頭に並んだ8車種だけでなく、5月14日(火)からスタートする「HARLEY-DAVIDSON (R) 110thアニバーサリーコレクション PREMIUM」として、追加カラーバリエーション8種を紹介。魅力的なハーレーダビッドソンが16種も手に入るのだから、ぜひコンプリートを目指して欲しい。

UCC上島珈琲
http://www.ucc.co.jp/130416_ucc_01