男鹿市で保護されたゴマフアザラシが新江ノ島水族館に婿入り

130607_goma_01今年の3月28日、秋田県男鹿市加茂青砂海岸で衰弱した状態で発見された生後1~2 ヶ月とみられるゴマフアザラシ。その後、同市戸賀塩浜壺ケ沢の「男鹿水族館GAO」が保護と治療にあたり、発見当時8.2kgだった体重が24.4kgまで増えるなど順調に回復を続け、6月6日には神奈川県藤沢市の「新江ノ島水族館」に移動された。

今回の移動は、新江ノ島水族館が将来的に取り組むゴマフアザラシの繁殖プログラムに参加するために実施されたもの。いわばゴマフアザラシの婿入りだ。
ゴマフアザラシは全国的に個体数が減少傾向にあり、水族館内での飼育や繁殖についても高齢化や血統の片寄りが指摘されているため、それらの問題解消に期待が寄せられている。

男鹿水族館GAOと相談した結果、このゴマフアザラシには「オガ」という愛称が与えられ、館内のアザラシプールに搬入された。新江ノ島水族館には「ロス」と「太平」の2頭の先輩ゴマフアザラシがいるため、当面はプールをアクリル板で仕切り、お互いを馴らしながら、様子を観察していくそう。
愛嬌たっぷりの「オガ」ちゃんは、夏休みの人気者になりそうだ。

新江ノ島水族館
http://www.enosui.com/

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