ペナルティのヒデこと中川秀樹が構想4年・執筆4年をかけた大人が泣ける小説

130806_hide_01吉本興業の芸人ペナルティのヒデこと中川秀樹が、構想4年・執筆4年をかけた小説が竹書房から発売された。原稿用紙900枚に渡り、執筆した渾身のデビュー作だ。劇団ひとりや品川庄司の品川祐など、お笑い芸人が小説に類い稀な才能を発揮する例はあとを絶たない。初めて小説を書くという中川秀樹もこうしたひとりとなるのだろうか?

それを探る手がかりとして、リリースで紹介された担当編集者による言葉がある。それは次の通りだ。
「この小説を、いちばん最初に読んだおじさん編集者は、おもわず泣いてしまいました。それを疑っていた小社の女性編集者は、読み始めて、すぐにその世界に入り込み、やっぱり、泣きました。デザイナーの大野リサさんは、秋の章で、ティシュをいっぱいつかったそうです。この小説を表現するには、この人しかいないと思って仕事を依頼したイラストレーターの片山若子さんも、この作品を読んで、涙しました。そして、みんなが、その作品世界に魅了されていきました。この作品を多くの読者に知って欲しいと、よりよい本にするために、みんなが、がんばりました。中川秀樹氏の小説家デビューのために、お二人には、素晴らしい仕事をしていただきました。」

編集者、デザイナー、イラストレーター、送り手である人たちが、制作途中にみな涙したという一冊。帯には、ファンキー加藤が「泣きました。ホロリではなくボロボロと。」とコメントを寄せている。お笑い芸人・ヒデの小説デビュー作は、いったいどんな感動を我々に与えてくれるのか、読むのが楽しみな一冊である。
大人気お笑い芸人・中川秀樹(ペナルティ・ヒデ)の小説デビュー作『四季折々 アタシと志木の物語』は、上下巻で刊行。定価は各1260円(税込)で、7月31日より全国の書店にて発売中。

【物語】
「アタシ」こと松本恭子は、ふとしたきっかけで「四季」という会社に入ることになる。志木護という社長とアタシのたった2人だけのこの会社は、依頼者の「ある願い」を叶えることを業務としていた。
春夏秋冬、日本の四季の移ろいと共に、四者四様の人生物語が交錯する、不思議で切ない、長編小説です。

【著者プロフィール】
中川秀樹[なかがわ ひでき]
1971年4月7日 千葉県船橋市生まれ。専修大学法学部卒業。市立船橋高校時代に、サッカー選手としてインターハイで優勝。大学卒業時にJリーグチームからスカウトを受けるが、銀座7丁目劇場のオーディションを合格したことを機会に、お笑いの道に進む。普段の仕事は吉本興業の人気コンビ・ペナルティのツッコミ担当・ヒデである。本書は4年をかけた渾身の書き下ろしデビュー作品。尊敬する小説家に、浅田次郎、大沢在昌がいる。

竹書房
http://www.takeshobo.co.jp/book_d/shohin/5308101130806_hide_02

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