国内メーカー8社のほかベンツも出展した「東京オートサロン2014 with NAPAC」

初出展のメルセデス・ベンツ
初出展のメルセデス・ベンツ

前身の「東京エキサイティングカーショー」から数えて、今年で32年目の開催となる「東京オートサロン2014 with NAPAC」。すでに新春イベントとして定着したカスタムカーの祭典が、今年も1月11日から12日の3日間、幕張メッセで開催された。
出展メーカー数こそ昨年から減少したものの、イベント規模は最大の幕張メッセ全会場(ホール1~12、イベントホール、屋外会場) となり、カスタムカー・チューンナップカーなどの展示車両数は840台を数えている。

さらに今回はチューニングショップだけでなく、国内全8メーカーも出展し、コンセプトカーやモータースポーツに関する発表会を開催。海外勢ではルノーのほか、メルセデス・ベンツが限定車を引っ提げて初出展するなど、話題性の高いオートサロンとなった。
会場規模や一日あたりの観客動員数を考えると、東京モーターショーに肩を並べたオートサロンだが、来場者にしてみれば、クルマの未来ではなく、すべての出展ブース、車両・パーツ類が今そこにある、身の回りのクルマで実現できるものばかり。興味の持ち方や展示車両のチェックポイントなど、モーターショーとは違った楽しみに溢れるイベントなのだ。

現代的なカーライフを象徴するトピックとして挙げられるのが、カスタムEVカーが出展されていたことである。今やクルマはエコなくしては語れない。これはカスタムカーやチューンナップカーも同様で、今ではモーターやバッテリーの進歩でエコだけではなく高いパフォーマンスも期待できることから、魅力あるボディにモーターやバッテリーを搭載したEVカーが展示されていたのだ。

余談だが、連休中の2日間は午前早い段階で会場駐車場は満車。近隣の道路は会場に隣接する国内有数の規模で2013年12月にグランドオープンしたショッピングモール「イオンモール幕張新都心」もあって、幾度も渋滞を引き起こしていた。今後幕張メッセでの大型イベントに来場する際は注意が必要だろう。
クルマが売れない、クルマ離れなどといわれて久しいが、東京オートサロンを見る限り、クルマ好きはまだまだ元気なようだ。

東京オートサロン2014
http://www.tokyoautosalon.jp/

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