アメリカのCIA、FBIやイギリスのMI6など、世界各国の諜報機関や情報機関、秘密警察がわかる一冊

140303_book_01現在公開中の『エージェント:ライアン』や『007シリーズ』『ミッション:インポッシブルシリーズ』など、スパイや秘密組織の登場する映画は今も昔も人気が高い。世界を舞台に華麗なアクションを繰り広げ、スリルとサスペンスの連続。その上、主人公は必ずカッコいいときている。しかし、我々は組織が実在することは知っていても、その実体をよく知らないのが実情だ。

だが、ここのところ、CIAの元職員スノーデン氏によってドイツのメルケル首相盗聴事件が発覚したり、美しすぎるスパイとして話題になったロシアのアンナ・チャップマンの逮捕など、現実の世界でスパイの存在が明るみに出ている。我々が知らないところで、世界の各地で実際に諜報活動が行われていることは間違いない。

この『世界の諜報機関 FILE』では、世界の代表的な諜報機関や情報機関を紹介し、どのような役割を持っているのかを解説。また諜報機関の歴史やその手段や方法、有名なスパイ事件なども紹介している。「現実は小説より奇なり」と言い古された言葉ではあるが、小説を超える現実がそこにはある。現代の情報社会において、情報は極めて重要であり、情報を制したものこそが世界を制するといってもよいだろう。

国を、世界を守るため、最前線で反勢力と立ち向かっている組織こそ、世界の情報機関なのだ。ただし、強大な力は時に諸刃の剣である。我々としては、その力が正義のために使われることを願うばかりだ。

現在、インターネットの普及により、世界中から膨大な情報を得ることができる。それだけにその情報を正しく見、正しく判断するのは難しい。何を信じ、何を疑わなければいけないのか、それは個人の裁量に託されているのである。世界の諜報機関が正しく機能しているかどうか、見守るのも我々の役割かもしれない。
『世界の諜報機関 FILE』(学研パブリッシング)は価格505円(税抜き)で全国のコンビニ、書店にて2月25日より発売中。

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