140410_toba_01顔から長く付き出した1本の角。一説にはユニコーンのモデルとされる珍獣中の珍獣が、北極海にすむ幻のクジラ「イッカク」だ。特徴的な角の正体は歯が変形した牙で、イッカクのオスのみが持っているという。

最大で3メートルに達する鋭利な牙は闘いや狩りに使われていそうな印象を与えるが、実は繁殖期にオス同士が水面から顔を出して高さを競い、高く持ち上げた方がメスにアプローチする権利を得る、なんとも平和的なものなのだ。
ちなみに、ユニコーンの角には解毒作用があるとするいい伝えから、中世ヨーロッパではユニコーンの角と偽ってイッカクの角が多数売買されたそうだ。

そして三重県鳥羽市の鳥羽水族館では、4月26日(土)から5月6日(火)の期間中、ユニコーンの角のモデルになった“イッカクの牙”に直接触れる事ができる貴重なイベント「ゴールデンタッチ“イッカクの角にさわろう”」を開催する。
この他にもシーラカンスの仲間の化石やヒゲクジラ類の“ヒゲ”など、普段はガラス越しに眺めるだけの標本にも触れる事ができるので、今年の大型連休の行き先が決まっていない珍獣好きはスケジュールと相談してみては如何だろうか。

鳥羽水族館
http://www.aquarium.co.jp/