140528_gunshi_012014年のNHK大河ドラマと言えば『軍師官兵衛』だ。黒田官兵衛役の岡田准一をはじめ、織田信長役の江口洋介や豊臣秀吉役の竹中直人、その他、寺尾聰、黒木瞳、中谷美紀など豪華俳優陣が勢揃いの注目のドラマである。そんな話題の今年の大河ドラマの特別展「軍師官兵衛」が5月27日から江戸東京博物館で開催中だ。

そもそも黒田官兵衛とは、戦国時代末期、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑に重用されながらも、あり余る才能ゆえに警戒され恐れられた男であり、乱世を見事に生き抜くとともに福岡藩52万石の礎を築いた、稀代の天才軍師とうたわれている。また和歌、連歌や茶の湯を愛した文化人であり、クリスチャンでもあった。そして、生涯側室を持たず一人の妻と添い遂げたという一面も持ち合わせている。

そんな軍師官兵衛の特別展開催に先立ち、開会式と報道向けの内覧会が、5月26日に行われた。開会式にはゲストとして、ドラマの中で官兵衛の妻である「光(てる)」役をつとめている中谷美紀さんが登場した。

中谷美紀さんは、特別展の音声ガイドのナレーションも務めていて、収録の際には、「個人としてではなく、黒田官兵衛の妻光の視点で歴史を振り返るようなナレーションに自然と気持ちも乗って、心地よく収録できました」と話していた。
撮影の現場の雰囲気は?という質問に対しては、スタッフ・キャストがまるで黒田家の人間になったかのように作品を愛し、情熱を注いでいるという。殿(岡田准一)の静かなリーダーシップで、それぞれのキャストがのびのびと演じる場ができ、劇中はピリッと集中し、空き時間には子供と遊ぶなど、メリハリある現場の雰囲気を感じさせる話が聞けた。

また、スタッフ・キャストが集まってお花見をした時の話では、「ちなみに私は、竹中直人さんと踊りに興じて楽しみました」と意外な一面を語った。
その他、柴田恭兵さんから夫婦円満の秘訣を伝授されている話や、速水もこみちさんにオリーブオイルをおねだりした話など、共演者との秘話で会場は盛り上がった。

この展覧会では、黒田官兵衛ゆかりの品や、同時代の歴史資料などを紹介し、官兵衛の人間像と彼が生きた時代を浮き彫りにする。中でも、戦場で「官兵衛の赤合子」と恐れられた兜、官兵衛が秀吉から送られた書状、官兵衛自筆の書状や遺言状などが実際に見られる貴重な機会だ。また、大河ドラマ前半のハイライトとなる有岡城幽閉の関連資料(黒田氏家臣連署起請文ほか)も公開。
期間は7月13日(日)までで、江戸東京博物館 1階展示室にて開催。入場料は一般が1300円(税込)、大学生・専門学校生が1040円(税込)、高校生・65歳以上が650円(税込)だ。詳しくは江戸東京博物館HPを参照のこと。

江戸東京博物館ホームページ
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp
2014年NHK大河ドラマ特別展「軍師官兵衛」
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/special/2014/05/index.html