140704_wet_01連日、都内では凄まじい雷雨や大粒のひょうなど異常気象に見舞われている。テレビでは、マンホールが噴水のように水を吹き出していたり、道路が冠水して車が水没している映像が流れている。フジテレビの『とくダネ』ではこのような雨をゲリラ豪雨ならぬ「瞬間豪雨」と名付けている程だ。ウェザーニューズは、そんな2014年の梅雨前半の振り返りを7月2日に発表した。

今年の梅雨は長いと言われているが、その前半となる6月は日本上空の偏西風が大きく蛇行することが多く、寒冷渦という上空に寒気を持つ低気圧が日本付近に停滞する日が多かったという。梅雨前線に比べ、寒冷渦は局地的に激しい雨を降らせる特徴があるため、6月の降雨量は多い地域と少ない地域が極端に分かれる分布となったのだ。

関東地方では広範囲で平年の200%以上の雨が降り、埼玉県ときがわ町では平年の約5倍の雨を観測した。一方、東海や近畿地方では降雨量が平年の50%未満となった地域が多く、静岡県浜松市では平年の17%、兵庫県神戸市では平年の25%の降雨量に留まった。

全国主要地点の6月の総降雨量は31,713mmで、過去5年平均32,254mmとほぼ同レベルの値だ。梅雨前半は地域によって降雨量の分布が大きく偏ったが、日本列島全体で見ると降雨量が例年より大きく増減した訳ではなく、寒冷渦の影響で極端に偏った降雨量分布になったと考えられる。

ウェザーニューズは、これまでの降った降雨量と、今後予想されている降雨量の傾向を知ってもらうことで、土砂災害や浸水などの対策に役立ててもらうことを目的として、梅雨前半の振り返り発表したという。最新情報は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」の『梅雨見解』(毎週金曜に更新)から確認できる。

傘を持っていても濡れてしまうほどの突然の激しいゲリラ豪雨。例年より梅雨明けが遅いということで心配している人も多いと思うが、傾向を知ることで、できる対策はあるのではないだろうか。

ウェザーニューズ
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