140718_arashi_01 (1)伝説の大人気漫画『ゲームセンターあらし』のベストセレクションがコンビニコミックとして発売された。その名も“炎の超破天荒セレクション”と、壮大なスケールの長編を中心にしたナイスなチョイスの1冊だ。

現在のゲームブームのはしりであるアーケードゲーム「スペースインベーダー」が1978年に登場し、記録的な大ヒットしたことは、40歳以上の方々ならご存じであろう。『ゲームセンターあらし』はそうしたアーケードゲームをモチーフに、当時、『コロコロコミック』(小学館)で長期にわたり連載された作品である。
またテレビアニメ化もされ、その奇抜な必殺技“炎のコマ”“エレクトリックサンダー”“グレートサンダー”、また奇想天外な対戦に世の少年たちは興奮を覚えたものである。

ところで、『ゲームセンターあらし』の主人公あらしは決してハンサムではない。出っ歯でブタ鼻ではっきり言ってブサイク。これは基本的にすがやみつる氏の作品の主人公は二枚目タイプだったのに対し、「これまでにない主人公を」ということで「一番醜いもの」が編集者によって選ばれたという。
結果、カッコ良くない主人公だがゲームの才能だけはピカイチ。そんなヒーロー像がごく普通の少年たちに親近感を与え、ヒットにつながったと思われる。時代を反映し、読者が共感する作品『ゲームセンターあらし』はまさしく80年代を代表する名作と言えよう。

今回発売される『ゲームセンターあらし』の収録作品は、『決定TVゲーム世界チャンピオン』『黄金のTVゲーム』『天国を救え』『ドクロ大帝の挑戦』『戦え!ゲーム戦士あらし』、そして最終回となった『さらば!! あらし 永遠のゲーム戦士よ!』。
ちなみに表紙に“伝説の最終回収録!!”と銘打たれていたので、どこが伝説なのか編集者に聞いたところ、「1話完結の漫画って、意外に最終回まで読んでないですよね。単行本も最終巻まで買わなかったり……。知る人ぞ知るってところでは、もはや伝説じゃないでしょうか」とのこと。最終回がどうなったのか気になる人には嬉しいチョイス。『ゲームセンターあらし』がどう終わったのか知るためだけでも、一見の価値ありだ。

あらしが命を賭けて戦った炎の激闘5作品と伝説の最終回を収録した『ゲームセンターあらし“炎の超破天荒セレクション”』(三栄書房)は価格630円(税別)で7月18日より全国のローソンで発売中。

三栄書房サイト
http://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=7542