3時間睡眠のための新しい枕を超多忙な産婦人科医が考案

150528_makura_01仕事、家事、育児と何かと多忙な現代人は、睡眠時間も削られがち。日本人の労働時間は、世界的に見てもトップクラスで長いと言われており、それも大きな影響を受けているだろう。

そんな忙しすぎてまともに睡眠できないという人のために、自身も超多忙な産婦人科医が、医療機器メーカーとコラボして新しい枕を開発した。医療機器メーカーの株式会社北里コーポレーションと、セントウィメンズクリニック 稲垣昇医師との共同開発によるオリジナル枕「快眠枕 ナポレオンピロー」だ。

産婦人科の専門医として激務の毎日を送る稲垣医師は、当直で仮眠をとっていてもいつ起こされるかわからない生活を送っている。夜中まで仕事をしていて、食後すぐに就寝や仮眠をしなければならない中、いかに短時間で熟睡し、疲れや胃もたれを残さないようにするかが、体調管理のカギとなる。
枕を変えたり寝姿勢を工夫したり、試行錯誤の末にたどり着いたのが、上体を少しおこして気道を広げ、身体の右側を少し斜めに傾けながら睡眠をとるというのが、一番熟睡できて、疲れが残らないということ。その原理をいかして作ったのが「快眠枕 ナポレオンピロー」である。

ご覧の通り、最大の特徴は上から下と左から右の二方向に傾斜があること。そして、上半身の半分を乗せられるほどのビッグサイズであること。この形状により、枕にゆったりと上半身を預けながら、身体を傾けて眠ることが可能となる。
稲垣医師によれば、気道を広げることにより呼吸が楽になり、睡眠時無呼吸になりにくくなる、左側の心臓の位置を少し高い位置にすることで、心臓にかかる負担を減らすことができる、胃から十二指腸へなだらかな傾斜をつくることで、胃の内容物がスムーズに腸へ移ることを助けることができる、とのこと。

ただし、この枕はあくまで個人の見解を元に、短い睡眠時間しか取れない人向け限定で開発されており、睡眠時間の目安は3~4時間となっている。寝返りが制限されるため、それ以上寝る場合は身体が痛くなる場合があるのでご注意を。
仕事や授乳などで、どうしても睡眠時間がまとまって取れない時期が続くけど熟睡したい、という場合に仮の枕として使うのが良さそうだ。
快眠枕 ナポレオンピロー」は、3万2184円(税込)、枕と眠りのおやすみショップ!楽天市場店で販売中。

快眠枕 ナポレオンピロー
http://item.rakuten.co.jp/oyasumi/314-000001-20/

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