加藤シゲアキと朝井リョウ、注目の若手作家が初の対談

150604_book_01キャスター、司会、画家、農家に大工と本業のアイドル以外にも活躍の場を広げているのが今時のジャニーズだ。そして、ジャニーズ初の小説家という道を開拓したのがNEWS所属の加藤シゲアキである。
2012年に処女作『ピンクとグレー』を発表、芸能界の裏側がリアルだと評されたこの作品は、行定勲監督の手により映画化され、2016年新春に公開予定が決まっている。

そして6月1日には、4作目となる自身初の短編集『傘をもたない蟻たちは』(株式会社KADOKAWA)を刊行。「染色」「Undress」「恋愛小説(仮)」「イガヌの雨」「インターセプト」「にべもなく、よるべもなく」という6つの短編から構成され、生きづらさを抱えた人々の痛みと希望を描いており、発売後3日で重版が決定、6万部を突破している。

その刊行を記念し、同じく20代であり、『桐島、部活やめるってよ』 で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー、さらに2013年『何者』で戦後最年少で直木賞を受賞した朝井リョウとの対談が実現した。
テーマは「僕らが現代(いま)を書く理由」。共に20代で精力的に執筆活動を行う2人が、お互いの作品の印象や読書離れが進む現状について熱いトークを展開している。

この対談は、6月4日付の朝日新聞朝刊の広告特集記事で掲載されているが、その拡大版を『傘をもたない蟻たちは』の特設サイトで読むことができる。
「小説で伝えたいメッセージ」から「思い描く作家像」まで、同世代ならではの視点でくりひろげられた対談は、ファンならずとも興味深いと感じるだろう。

『傘をもたない蟻たちは』 特設サイト
http://www.kadokawa.co.jp/sp/ks/

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