150605_orange_01近年、コンテンツツーリズムと呼ばれる旅行形態がメジャーとなっている。かつて韓流ドラマ『冬ソナ』が一大ブームとなった頃、日本女性がこぞってドラマのロケ地を目指した。コンテンツツーリズムは、その地域固有の観光資源に物語性が加えられた観光の提案であり、簡単に言えば聖地巡礼である。

コンテンツの内容により、ドラマツーリズム、フィルムツーリズムなどと呼ばれ、漫画やアニメが動機となるものはアニメツーリズムと言う。
最近は特にこのアニメツーリズムがメジャーで、地方自治体もアニメツーリズムを「町おこし」に活用しており、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の埼玉県秩父市、『サマーウォーズ』の長野県上田市といった成功事例が多々見られる。

『月刊アクション』で連載中の青春SFラブストーリー『orange』も、舞台となる長野県松本市が注目されている。『orange』は幅広い世代から支持を受けており、1~4巻の累計発行部数が160万部を突破した人気作品だが、著者の高野苺さんが松本市在住で、松本の街がリアリティをもって描かれていることも、この漫画の大きな魅力だ。

物語には、北アルプスを背景に、緑豊かな公園や地元の商店街、グルメなどが登場する。熱心なファンは現地を訪れ、高校生のヒロイン・菜穂たちと同じポーズで写真撮影し、SNSで拡散する楽しみ方を知っている。
2015年12月には実写映画化も決定しているので、ますます現地を訪れるファンが増えるだろう。松本市は、まさに今“キテる”聖地なのだ。

そんなファンに『orange』の世界をより楽しんでもらおうと、松本観光コンベンション協会では『orange』の発行元である双葉社の協力のもとに散策マップ“『orange』松本 Location Map”を作成、6月2日より配布をスタートした。
ロケーションマップには、コミックス4巻の表紙にもなっている「国宝・松本城」はもちろんのこと、菜穂たちが買い物をする「松本パルコ」、テスト勉強をする「松本市中央図書館」、菜穂が翔(かける)からプレゼントをもらった思い出の「城山(じょうやま)公園」、夏祭りの帰りに訪れた「あがたの森公園」、10年後の大人になった菜穂たちが訪れる「弘法山」など、初めて松本に訪れる人も楽しめる観光地が数多く登場している。

ロケーションマップがもらえるのは、松本市観光情報センター、松本市観光案内所。順次、市内のホテルや旅館、書店へ配布予定。現地を訪れて『orange』の世界を体感すれば、また新たな魅力が発見できそうだ。

高野苺『orange』特設サイ
http://www.futabasha.co.jp/introduction/orange/pc/
【青春×SFコミック】orange NAVERまとめサイト
http://matome.naver.jp/odai/2142331688916359001
一般社団法人 松本観光コンベンション協会
http://www.matsumoto-tca.or.jp/

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