151125_book_01アニメ化や実写映画など、次々にメディアミックス展開され、現在もモーニング(講談社)で絶賛連載中の『宇宙兄弟』。日本中に宇宙ブームを巻き起こした『宇宙兄弟』と、作者である小山宙哉にスポットを当てたムック『宇宙兄弟&小山宙哉 大解剖』が、『宇宙兄弟』27巻の発売日と同日の11月20日に発売された。

『宇宙兄弟』といえば、宇宙をめざす主人公・六太(ムッタ)の軌跡を描いた作品である。しかし宇宙をテーマにしながらも、作品が重きを置いているのは、宇宙に行くという夢をかなえるために邁進する者と、それを見守り支える人たちとの絆、加えて六太だけではなく日々人も含んだ兄弟の物語、それをとりまく登場人物たちが持つそれぞれの物語など、地に足のついた人間ドラマだ。

本書は「大解剖シリーズ」らしく、多数のイラストや写真で構成されており、見ごたえ抜群となっている。記事も『宇宙兄弟』に出てくる南波兄弟の比較検証や、ケンジや新田、ジョーカーズなど一緒に夢をかなえる仲間たち、そして多彩なキャラクターが歩んできた軌跡などが紹介されており、新たな切り口で『宇宙兄弟』を楽しむことができるのではないだろうか。

さらに六太が宇宙に飛び出した241話「上がれ!」の原画全ページが掲載されており、データ処理前の貴重な生原稿を楽しむこともできる。
また『宇宙兄弟』の発想の元となった「君について行こうー女房は宇宙をめざした」の作者であり、医師であり、宇宙飛行士・向井千秋さんの夫である向井万起男氏と小山氏の対談や、『宇宙兄弟』の作画現場の取材写真、仕事のことからプライベートまでがわかる「小山宙哉100の質問」など、作者・小山宙哉についても深く掘り下げられている。

そのほか、宇宙飛行士として活躍した山崎直子さん、アニメで伊東せりか役を演じた沢城みゆきさん、初代編集担当の佐渡島庸平さんの貴重なインタビューも掲載。さらに特別付録として、六太が宇宙に行った2029年のカレンダーがプリントされたポスターもついている。様々な角度から『宇宙兄弟』の魅力に迫ったムックとなっており、ファンならずとも手に入れたい一冊である。
『宇宙兄弟&小山宙哉 大解剖』は三栄書房から、オールカラーで907円(税別)。11月20日(金)より好評発売中。

三栄書房『宇宙兄弟&小山宙哉 大解剖』
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