160113_choco_01東京駅GRANSTAにて2月28日(日)までの期間限定でオープン中の「TAICHIRO MORINAGA(タイチロウ モリナガ)」。1月12日のオープン初日には、甘いもの好きの女性や、森永のチョコレート技術で生まれた限定商品「ハイクラウン」シリーズに懐かしさを覚えるアラフォー男性で早くも賑わっていた。

同店は森永製菓の創業者である森永太一郎氏が、キャラメルなどの菓子を日本で初めて製造販売し未知なる驚きを体験した明治時代の人々と同じように、現代の人たちにも美しい、見事だ、趣がある、心が惹かれるといった“をかしな体験”を伝えたいという想いから命名されたものだ。

中でも約50年前に発売された、当時のフレーバーを再現した「クラシックミルク」「クラシックナッツ」「クラシッククランチ」に、口どけ感を現代的に表現した「とろけるミルク」、カカオ豆本来の香りに挑んだ「ビター」、キャラメルの味わいとクレープチップの食感がエレガントさを演出する「キャラメリゼ」、抹茶のほろ苦い香りとカカオのビター感を同時に楽しむ「薫る宇治抹茶」、ピスタチオ本来の美味しさを最先端の製法でショコラに落とし込んだ「ピスタチオ」をラインナップする限定のハイクラウンが人気のようで、どれを選ぶか悩んだあげく、全てのフレーバーを買い求める人も見受けられた。

TAICHIRO MORINAGAでは、この他にも東京駅の駅舎をプリントした「ハイクラウン東京オリジナル缶」や、ハイクラウンをナッツや果物でデコレーションした「ハイクラウンロリポップ」などの限定品が並んでいたが、編集部が注目したのはチョコレートを微粒子化する『リファイニング』という工程で、森永がミクロン(0.001ミリメートル)単位まで粒子のサイズにこだわり追求してきた技術から誕生したパウダータイプのショコラ、「リファインドチョコレート」だ。

カカオ粒子をナノミクロンまで微粒子化したショコラと言えば、辻口シェフにより生み出され、C.C.C.5タブレット最高賞を獲得した「C.C.C. DNAショコラ」などが知られるが、ここで販売されているのは瓶詰されたパウダー状のショコラである。製菓材料の粉末チョコレートとは違うのだろうか。これは是非試さなくては…… と、言うことで早速購入し、実食してみた。

今回購入した「リファインドチョコレート」は16ミクロンと30ミクロンの2種類がセットになっていた。その大きさの違いを演出するためか、30ミクロンの方が若干大きめの顆粒状に成形(?)して瓶詰されている。ミクロンの世界を感じ取れる繊細な味覚を持っているのか不安にかられつつ、30ミクロンから試してみよう。
付属のリーフレットには“ティースプーンにこんもりとすくい上げ”と書かれていたが、先ずは味見なので少なめに口に運んでみる。舌に乗せた瞬間は粉っぽさを感じるが、そこから一瞬で溶けていく。この口どけ感は一般的な粉末チョコレートとは全く異なるものだ。味はダイレクトなミルクチョコレート。食べた量以上に味を濃く感じたのが印象的で、森永がチョコレートの味を追求する過程で発達した技術であることが伺える。

続いて16ミクロンを食べてみよう。こちらも同じ量を口に運んでみたが、口どけ感はさらに衝撃的だ。雪よりも綿菓子よりもはるかに滑らかで、舌の上に確かにあるのに空気のような食感なのである。この衝撃を何かに例えてお伝えできないのが悔しいが、要するに初めての体験ということだ。
また、30ミクロン、16ミクロンの順に試した故の感想かもしれないが、16ミクロンの方がカカオやミルクの味それぞれが引き立つようだ。味覚に影響する素材が同じ割合で含まれている前提ではあるが、30ミクロンの方がよりミルクチョコレートらしく、16ミクロンは素材の味が引き立ち、高級感のある印象だ。

恐らくチョコレートに専門的な知識を持つ人であれば違った評価になるのだろう。ただ、そこまで知識が無くてもTAICHIRO MORINAGAが掲げる“をかしな体験”を楽しむには最適のショコラではないだろうか。

今のところ東京駅GRANSTAのみの限定販売商品ではあるが、新しい東京みやげとしても喜ばれるはずなので、チャンスがあればぜひ足を運んでみてほしい。それぞれの価格や他のラインナップなどは、TAICHIRO MORINAGA公式Webサイトを確認のこと。

TAICHIRO MORINAGA
http://www.morinaga.co.jp/taichiro/

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