生まれ変わった東京モーターショー

お台場全体で楽しむ東京モーターショー2019

1954年の第1回全日本自動車ショウから数えて46回目。転機を迎えたモーターショーが、今年大幅に様変わりして開場した。

前回45回と同様、会場は東京ビッグサイトだが、ビッグサイト東棟が改修工事のため、西棟と新たな南棟の「有明エリア」の他、シンボルプロムナードで結んだ青海展示棟のある「青海エリア」の2会場となったため、実質お台場周辺の施設も巻き込んだ一大イベントとなった。また、会場だけではなく内容も大きく様変わりした。

海外メーカーの出展が少なくなり、今回はついにメルセデス・ベンツの他数メーカーしか出展せず、ほぼ国内メーカーのみとなってしまったのは寂しい限りだが、それを補うように、これからのモータリゼーションを提案するイベントや出展が多くなり、さらに次世代を担う子供たちにも楽しんでもらえるように、さまざまな工夫が凝らされている。

例えば青海展示棟で最大規模となっているトヨタでは、年末から来年にかけて発売される新車の展示はなく(他の会場で展示されている)、参加・体験型ブースとして、ブース内でポイントラリーを実施。様々な未来体験をしながらポイントをためると、同ブース内にある「トヨタコンビニ」でオリジナルグッズがもらえる。

もちろん、従来通りモーターショーの華でもあるコンセプトカーなども多数展示されており、今年は各社EVをコンセプトに、車両だけではなく、そのライフスタイルを含めた提案型の展示を行っている。

今回、新たなイベントとして注目テーマなのは、「OPEN FUTURE」を体現する「OPEN ROAD」や「FUTURE EXPO」など。前者は2会場を結ぶシンボルプロムナード公園で、屋外の車両展示や、パーソナルモビリティ、電動キックボードなどの試乗体験も行われており、後者は青海エリアのMEGA WEBに会場を置き、未来の移動、都市での生活、スポーツ観戦、地方観光などを、90を超えるコンテンツを体験できる。

さらに子供たちにとっては、「Out of KidZania in TMS2019」が魅力だろう。人気の子供向け職業体験型施設「キッザニア」とのコラボレーションで、メーカーの協力のもと、カーデザイナーやメカニックなどといった様々な職業体験ができる。

ランチや休憩などにも抜かりはなく、有明エリアでは、食べあるキングプロデュースの「グルメキングダム2019」で、予約が取れないお店やイベント初登場のお店などが集結。青海エリアでは、屋外の夢の広場にB級グルメが出展。家族連れでも一日楽しめるものとなっている

第46回東京モーターショー2019「OPEN FUTURE」は、10月24日(木)から11月4日(月・祝)まで開催。会場の模様は「写真で見る東京モーターショー2019」をご覧いただきたい。

東京モーターショー オフィシャルHP

写真で見る東京モーターショー2019 有明エリア

写真で見る東京モーターショー2019 青海エリア


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