日本で2番目に大きな湖の霞ヶ浦 白い大きな一枚帆で風を捉えて進む帆引船は、まるで貴婦人のようだ

かすみがうら市の港から出航した帆引船

緊急事態宣言が解除されてから1ケ月以上経過し、新型コロナ感染症の陽性者数も日々減少している。各地の観光名所などは大勢の人たちで賑わっているようだが、気を緩めずに各自マスク、手洗いを心がけ、三蜜を避けて出かけるようにしよう。

今回の「緊急事態宣言が明けたら」企画は、茨城県の日本で2番目に大きな湖「霞ヶ浦」に大きな白い一枚帆で湖面を進む帆引き船というのがあるというので、その優雅な姿を見るために霞ヶ浦へやってきた。

風を帆に受けた優雅な姿の帆引船

帆引き船は、明治13年(1880)、旧霞ヶ浦町の漁師であった折本良平によってシラウオ漁やワカサギ漁を目的として考案された。大きく広がる帆に受ける風の力を推力として進むこの帆引き船は、約100年もの間、霞ヶ浦の漁業の花形であったが、昭和40年頃からトロール船(底引き網漁の一種)にとって替わられ姿を消した。
この帆引き船を昭和46年に観光帆引き船として復活させ、現在では特別採捕許可を受け、かすみがうら市、行方市、土浦市の計8隻がワカサキ漁の時期に操業を行っている。
また、霞ヶ浦漁業の歴史を知る上で重要な文化的遺産となることから平成30年に、この「霞ヶ浦の帆引漁業の技術」が国選択無形民俗文化財に指定された。
この優雅な帆引き船も間近で見ると迫力があり、エキサイティングな気持ちを味わってみるのも良いだろう。

伴走船から帆引船を望む
操業準備

茨城県の霞ヶ浦沿岸である、かすみがうら市、行方市、土浦市の3市の港から出港しているので好きな所から乗船することができる。
乗船するには、電話もしくは公式サイトからの事前予約が必要となるので注意願いたい。
出港場所により運航期日・運航時間が違うため、詳細は下記の観光協会HPを確認の上、確認・乗船の申し込みをすること。また、無風・悪天候の場合は運休があるという事だ。

筆者は、かすみがうら市の港から出航。配布されたライフジャケットを身に着け、伴走船に乗り込み
帆引き船の出航に合わせて伴走船があとを追った。
この日は、2艘の伴走船が運行し、1艘あたり約10名弱の乗船。薄めのカーペットが敷かれていたが、アウトドア用のクッションを持参するともっと良いだろう。
伴走船は帆引き船の周りを、何度も近づいたり離れたりしてくれるため、前後左右どこに座っていても写真撮影には問題が無い。帆引船は大きなものだと、高さ9m、幅16mにもなる白い帆が、風を受け大空に広がる様子を間近で見るのは壮観で迫力満点だ。風が強いときは、伴走船に乗っていて波を被る事もあるので注意しよう。所要時間は、約1時間15分程度、満喫度合いは200%、超楽しかったので是非、乗船をお勧めする。

帆引船操業開始
帆引船に群がるカモメの群れ

問い合わせ先
土浦市観光案内所   TEL:029-821-4166
土浦市観光協会    TEL:029-824-2810   
かすみがうら市観光協会 TEL:029-897-1111 
行方市まちづくり推進機構 TEL:0299-57-6621 

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