2008/12/17 イベント

BTペレットが事故米問題を解決する?

非食用の資源米などを使用したバイオマスプラスチック


BTペレット
BTペレット

 日本人の主食である、米の安全神話を根底から破壊した事故米転売問題。農林水産省では米を扱う業者に取引情報の記録と保存を義務づけ、米の加工品についても原料米の産地を消費者に知らせる改善案を発表した。
こうしたニュースは消費者に大きな衝撃を与える一方、これまで注目されることの少なかった“食用以外の米”の使い道についても、関心を高めたに違いない。

 こうした流れの中、東京ビッグサイトで開催された「エコプロダクツ2008」で注目されていたのが、株式会社バイオマステクノロジーの企業ブースである。
「これの匂いをかいでみてください」と、バイオマステクノロジー取締役山本さんが手渡してくれたのは、薄いプラスチック素材の袋。言われるままに試してみると、なんと玄米や米糠のような香りがただよっている。
会場で配られていた袋は、非食用の米を使ったプラスチック「BTペレット」が使われているのだ。

 BTペレットの主原料は、非食用の米をはじめ、もみ殻や木粉などである。これにポリエチレンやポリプロピレン由来の高分子材料「ポリオレフィン」を加えて合成する。
CO2を吸収して育つ米や木材が原料なので、焼却処理時に発生するCO2を再利用することになるため、石油由来のプラスチックに比べ25%ものCO2排出量削減に働きかけることができる。
前記の袋は既に映画館の「AEON CINEMA」や手作りスキンケア商品の「LUSH」でも採用されており、商品強度などの信頼性も折り紙つきだ。

 BTペレットは袋以外にも、食器や傘、CDケースなどにも応用が可能で、石油由来のプラスチックに比べてもさほどコストが掛からないのも魅力である。
土に還らないプラスチック製品はエコとは無関係のように思えるが、別の視点からアプローチすることで、温暖化防止に働きかけることができるのだ。

BTペレット BTペレット
株式会社バイオマステクノロジー
http://www.biomass-technology.jp/btpellet/
  



 イベント