2009/01/23 事業展開

カーボンニュートラルな竹繊維を活用した強化プラスチック

ベンチャーフェアで「BaFRP」の成形加工品サンプルを展示


 日本最大のベンチャーマッチングイベント「ベンチャーフェアJAPAN2009」が、今年も国際フォーラムで開催。PRONWEB Watch取材班も、日本全国210のスーパーベンチャーが集結するこのイベントの取材を行った。
この中でCIEN株式会社のブースでは、ガラス繊維の代用品として“竹繊維”を使用した強化プラスチック「BaFRP」の成形加工品サンプルが展示されていた。

 プラスチックの強度を飛躍的に高め、ユニットバスや自動車部品、ホビー製品など、あらゆる工業製品で使われているFRPは、確かに優れた複合素材である。
だがFRPのリサイクル技術は未だ確立されておらず、焼却してもガラス繊維が残るため、FPR廃棄物の多くは埋め立てゴミとして処分されている。
こうした状況を打開するため、ビルやマンションの貯水槽など、FRP給水設備の企画、製造販売を行うCIEN株式会社では、カーボンニュートラルの観点からCO2低減に寄与し、なおかつ焼却時に繊維が残らない「BaFRP」を開発しているのだ。

 今回展示されていたランプシェードは、プラスチック製品でありながら和紙のような温かみがあり、なおかつ日々の掃除も楽そうなので和室や和風ダイニングバーの間接照明として活用できそうな雰囲気である。
説明していただいたCIEN株式会社技術部の太田さんによれば、現在は竹繊維の改質、改善、成形方法の検証を進めており、国産の竹を使うか輸入の竹を選ぶかも決定していないそうである。
全国の里山では放置された竹林が地すべりを引き起こすなどの問題を抱えているが、放置竹林問題を抱える自治体が「BaFRP」技術の実用化に向けて協力すれば、複数の資源問題を解決できるかもしれない。

竹繊維強化プラスチック 竹繊維強化プラスチック
CIEN株式会社 HiTANK
http://www.hit-co.jp/bafrp.html

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