PROTREK マナスル PRX-2000T
メーカー希望小売価格:
9万9750円(税込/発売中)
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最高峰の機能を与えながらシリーズ最薄の11.3mmを達成した本体ケース
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ビジュアル的に視認性が高く、極限状態でも使いやすい表示デザイン
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アウトドアウォッチという明確なコンセプトのもとに、アウトドアツールに要求される本格的スペックと、腕時計らしい上質な存在感を両立させたCASIOのPROTREKシリーズ。
その最高峰モデルとして今春に発売された「マナスル PRX-2000T」が、メーカー希望小売価格9万9750円(税込)という価格にも関わらず、既存ユーザーの買い替え需要に加え、新規ユーザーを新たに取り込みながら好調なセールスを続けているという。
CASIOの電波ソーラー技術が盛り込まれたハイエンドモデルではあるが、決して手ごろとは言いがたい腕時計が、多くのユーザーに支持されている理由はどこにあるのだろう?
PROTREK“マナスル”を語る上で欠かせないのが、日本人初の8000m峰14座登頂を目指す登山家、竹内洋岳氏の存在だ。
2005年のこと、CASIOは当時最強の電波ソーラーPROTREKであった「PRW-1000」を、ヒマラヤ連峰シシャパンマ(標高8027m)遠征時に使用してもらったが、いざ帰国してみるとPROTREKの大きさから「ヒマラヤでは腕につけて使いませんでした」と告げられた。
実際には首からぶら下げて使用していたため、高度計としての信頼性は検証できたものの、腕時計として使われなかった事実は開発陣に大きなショックを与え、PROTREKの薄型化を決断させたのだ。
その後、竹内氏からのアドバイスを受けて誕生したのが2007年発売の「PRW-1300」。薄さを追求しデザイン的にも洗練されたが、二層液晶を一層にしたモデルであった。この「PRW-1300」を着用して竹内氏はヒマラヤの高峰マナスル(8163m)に登頂し、さらなるフィードバックを受けて誕生したのがPROTREK“マナスル”だ。
上記のような経緯から新しいPROTREKは、開発時から“マナスル”のコードネームで呼ばれており、実際の製品にもその名が使われている。
次世代モデルとも言うべき新型PROTREKマナスルに設定した主な条件は3つ。
ひとつ目は、従来モデルではケースに厚みが出てしまう事から採用が見送られていた「二層液晶」を復活させ、視認性を向上させると共に、シリーズ最薄の11.3mmを達成することで、極限の状況でも使いやすい腕時計であること。
ふたつ目はアウトドアツールとしての完成度を高めるため、従来モデルをこえる精度アップにこだわった新開発のトリプルセンサーの採用すること。
もうひとつは時計としての完成度を高める為、CASIOのデジタル腕時計最高スペックである「マルチバンド6」を搭載することだ。
実際にマナスルが製品化されるまでには、竹内洋岳氏の声が反映された部分も少なくない。
例えば従来モデルでは15分ごとに自動的に高度を記録する機能がついていたが、マナスルでは任意の場所でボタンを押すと標高と時間が記録されるよう変更されている。
これはジャンクションなどの目印になる地点の標高を記録しておくことで、下山時のジャンクションの見過ごしを防止する機能であり、マナスルが世界最高峰の登頂も視野に入れた、文字通りPROTREKのハイエンドモデルであることの表れでもある。
さらにヒマラヤ登山の起点となるカトマンズのタイムゾーンも搭載されている。
竹内洋岳氏の公式ブログによれば、現在はローツェ(8516m)にPROTREK“マナスル”を着用して登頂を目指しているとのこと。
ヒマラヤに憧れを持つ愛好家は多いだろうが、実際にその地に立てるのは、ほんの一握りの登山家である。
にも関わらず「マナスル PRX-2000T」が売れているのは、本物だけが持つ存在感が登山家の心を捕らえて離さないからではないだろうか。