「エコライフで消費ビジネスの新市場を創出」をテーマに開催された、第68回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2009。昨今のギフト・ショーでは各種ギフトアイテムの新商品だけでなく、日本各地の独自の技術を有する企業を積極的に誘致するなど、日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市という地位に甘んじることなく、進化を続けている。
こうした取り組みの中で、次代を担うイラストレーターやグラフィックデザイナーに新たな商談の場を提供し、新しいマーケットを創造するために開催されたのが「artist vision」だ。
PRONWEB Watch編集部では「artist vision」に参加したイラストレーターやグラフィックデザイナーに取材を行い、今回のイベントに参加したきっかけや、手ごたえについて伺った。
■きりえや
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2000年頃から活動を開始した「きりえや」は、現在の主力商品はポストカードです。主な販売先は都内の書店が中心ですが、2005年からは北米でカードやカレンダー、ポスターの販売が開始されています。中でも、とある町で捨て猫を犬が拾って一緒に暮らしている風景を描いた『ユメとバルーン』という作品はファンも多く、作品の点数も多くなっていますから「きりえや」の代表作と言えます。
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今回「artist vision」に参加したきっかけは、イベントの主催者からメールをいただいた事です。これまでも色々なアートイベントに参加していたので、どこかで名刺を交換したか何かがあって、参加してみては如何かと連絡してくれたんだと思います。 アーティストとして、一般の方と触れ合うことの出来るイベントは数が少ないながらもあるのですが、ギフト・ショーのように企業の方とダイレクトに出会える機会はほとんど無く、企業の方から仕事をいただいたり、コラボレートできるような出会いを狙って参加しました。
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その結果としては、小売店さんから商品の注文が入りましたし、ある企業さんからは新規のキャラクター商材として検討してみたいと声をかけていただいたことが、収穫だったと思います。
- きりえや Web http://kirieya.hp.infoseek.co.jp/
■ HOTCHOCO
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HOTCHOCOは、ふたりのイラストレーターによるイラストレーションユニットで、キャラクターデザインから製作まで、幅広く手がけています。KUNTAは過去に制作したキャラクターを大切にしながらも、新たなキャラクターを製作して、MANAは若い感性をそのままに、音楽やファッションの世界でも活動中です。
ユニットとしての活動は2004年から活動を始めていますが、HOTCHOCOは去年発表したばかりで、これから幅広く展開していければなと考えていて、メインキャラクターの猫の「ラヴィちゃん」をイチオシで「artist vision」に参加しました。
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やはりイラストレーターやアーティストは、これまで企業の担当者さんと出会う機会は本当に限られていて、私たちのような新しいイラストレーションユニットだと、そういった機会は本当に無いに等しいんです。
でも今回「artist vision」に参加してみて、イラストレーターとして一緒に仕事をしてみないか? とも言っていただきましたし、このイベント自体も成功だったと思います。
- HOTCHOCO http://hwm5.gyao.ne.jp/hotchoco/
■ウチガワポケット
ウチガワポケットはイラスト担当のyu-kiと、フィギュア製作担当の「DKしろがね」のユニットです。yu-kiは2006年頃から独学でイラストを描き始め、デジタルで描いているのですが、アナログで描いたような太い線のイラストが特徴です。
これまではコミティアや、デザインフェスタなどのイベントに参加して、ポストカードやフィギュアなど、手作りの製品を販売して来ました。
今回「artist vision」に参加した理由は、やはり仕事として外部の企業や団体と絡んで行きたいと考えたからです。
参加に対するコストを考えると、コミティアなどに比べると「artist vision」は高くついてしまうのですが、どうしてもこれまで参加して来たイベントですと、来場者の方に対して、その場だけの繋がりということが多く、その先に繋がることがあまりありませんでした。
その点「artist vision」では、いただいた名刺の数もこれまでとは比較にならないほど多く、キャラクターを使ったプロダクトに興味を持っている企業さんや、中には新しく出版会社を立ち上げた方からも声をかけていただいたのは、すごい事だと思います。
- ウチガワポケット http://uchipocke.web.fc2.com/
ひと言あにまるフレンズ http://www.ple.jp/hitokotoanimal/
今回取材した中で各アーティストが共通して話していたのは、既存のイラストレーターやグラフィックデザイナーが出展するイベントは、消費者向けの展示即売会や作品展が中心で、 商談の場としては成立していなかったということ。
世の中には多くのキャラクター商品が溢れているが、一部を除いた大多数のアーティストにとって、キャラクタービジネスのマーケットは狭き門だったのだ。
「artist vision」を運営するビジネスガイド社のWebサイトでは、トライアルがしやすくリーズナブルで効果的なプランを提案すると表記されており、今後はアーティスト側だけでなく、将来有望なアーティストを採用し、ブランディング向上を目指す企業担当者にとっても、注目のイベントとなるだろう。