今年も幕張メッセで開催された「第49回全日本模型ホビーショー」。会場では各プラモデルメーカーの新製品をはじめ、様々なアイテムが発表され、お馴染みタミヤからは新型シャーシ“スーパーXXシャーシ”を採用した新製品「マックスブレイカー ブラックスペシャル」が発表された。
スペック的には発売中のスーパーXシャーシのアップデート版となるスーパーXXシャーシは、2005年11月に発売されたMSシャーシ(ミニ四駆PROシリーズ)以来、4年ぶりの新型シャーシとなる。初心者にも優しいと好評のMSシャーシが存在する今、スーパーXXシャーシが持つ可能性やアドバンテージは何になるのだろう?
発売前に性能に触れることは机上の空論となるが、ライバルをMSシャーシと仮定した場合、最初に考えられるスーパーXXシャーシのアドバンテージは軽さだ。
圧倒的な強度を持つMSシャーシは、強度を得る代償として75g(ローラー/電池未装着状態)という重さになってしまっている。
これに対して通常のスーパーXシャーシの重量は62g(ローラー/電池未装着状態)と13gも軽い計算になる。スーパーXXシャーシは各部の補強やローラーの取り付け位置がワイド化されているが、それでもMSシャーシよりは10g前後は軽くなっているだろう。
ミニ四駆の改造を考える上で、軽さは加速性能だけでなく走行安定性の向上にも大切な要素だ。
特に最近の公式レースのような、ジャンプセクションが設けられたコースレイアウトの場合、着地時の衝撃は軽いマシンの方が小さくなり、各部の改造が同じであればコースアウトの可能性を低くすることができる。
加えてスーパーXXシャーシは、発売中のスーパーX用オプションパーツが活用できるのも見逃せない。
これは第2次ミニ四駆ブーム時に多くのユーザーによって研究された、スーパーXの改造技術も応用できる事を意味しているため、ミニ四駆の改造を極めた上級者にとっては、挑戦しがいがあるだろう。
だが、こうした特徴はミニ四駆に対する知識と確かな改造技術があってこそ。
今からミニ四駆ライフをスタートさせるユーザーには、ノーマル状態でも高い強度を誇るMSシャーシが絶対にお勧めだ。
その上で色々な経験を経て、速さの限界に悩む時が来たとしたら、スーパーXXシャーシはひとつの選択肢になるだろう。
スーパーXXシャーシ採用マシンの第1弾「マックスブレイカー ブラックスペシャル」の発売は2009年11月。そして12月には同じくスーパーXXシャーシを採用した「ライジングトリガー ホワイトスペシャル」の発売を控えている。
いずれもXシャーシの形状を活かした、ウェッジシェイプが特徴の魅力的なデザインだが、ミニ四駆ファンの本音としては、スーパーXXシャーシならではの新しいボディデザインの発売にも期待したい。
PRONWEB Watch編集部では、全日本模型ホビーショーで発表されたばかりのスーパーXXシャーシを動画で撮影してきたので、そちらも確認していただきたい。