2010/10/04 イベント

東京国立近代美術館で「上村松園展」を開催中

「女性の気高さ描く」人物画一筋に画業を極めた人生を探る


上村松園展

上村松園展

 明治、大正、昭和の激動の時代で女性を気高く描いた日本画家「上村松園」。彼女の筆のタッチの柔らかさや、描いた画を通して女性の内面が見事に表現されている点など、誰もが感嘆するのではないだろうか。
 その松園の代表作を含む約100点以上の作品を大きく3期にわけ、軌跡を辿る大規模な回顧展「上村松園展」が、東京国立近代美術館で開催中だ。

 松園は京都で生まれ育ち、京都府画学校に進み日本画の巨匠と呼ばれた鈴木松年、幸野楳嶺(ばいれい)、竹内栖鳳(せいほう)の3人に師事した。優れた色彩感覚と格調高い美人画で人気のある女流画家である。
 「女は嫁に行き家を守ることが最上の美徳」とされていたこの時代、親戚や周囲から非難されながらも、1890年には第3回内国勧業博覧会に出品した「四季美人図」が、英国皇太子コンノート殿下の買い上げとなり、15才にして一等褒状を受け「京に天才少女有り」と注目されるようになったのだ。
 その後も、浮世絵を始めとする古画や伝統芸能、古典文学など幅広く勉強して歴史や物語、謡曲などを題材にとった様々な作品を描き、各地の展覧会・博覧会で高く評価されている。
 今回の「上村松園展」では、浮世絵だけではなく当世風俗や歴史から題材を撮った明治期、人物の情熱がほとばしる様を描いた大正期、画業が円熟期に達し数々の代表作が生み出された昭和期と、特徴的な3期にわけて上松松園の魅力を伝えていく。

 「上村松園展」の会期は10月17日(日)まで。休館日は月曜日(但し10月11日(月)祝は開館)。チケット情報等の詳細は、「上村松園展」特設Webサイトを確認のこと。

東京国立近代美術館
http://www.momat.go.jp/
上村松園展
http://shoen.exhn.jp/

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