今年のテーマは「ワクワクする未来を、探しに行こう!」

2025年10月31日(金)から11月9日(日)の期間、東京ビッグサイトにおいて「ジャパンモビリティショー2025」が開催される。
1959年の「第1回全日本自動車ショウ」から66年。その間、「東京モーターショー」に変わり、現在は「ジャパン モビリティ ショー」に名を変え、内容も自動車のみならず、次世代モビリティからライフスタイルまで幅広くアピールする場として開催。今回も多彩な展示とアトラクションで、文字通り「ワクワクする未来」が体験できるイベントとなっている。
10月29日(水)には、一般公開前にプレスデーが開催されたので、そこでの取材から今回の内容を紹介していく。
~南棟を独占するトヨタ、レクサス、ダイハツ、センチュリー~
ビッグサイト南棟1・2ホールの広大なスペースをトヨタとそのブランドのレクサス、センチュリー。そして提携企業のダイハツが締め、コンセプトカーのみならず、歴代トヨタ車などの展示も行っていた。

中でも注目されたのは、トヨタブランドの1車種名から、ブランドとして登場した「センチュリー」。ブランドコンセプトは「One of One(唯一無二」で、展示された「センチュリークーペ コンセプト」はショーファーカーとしての様々なおもてなし機能を持ちながら、ドライバーズカーとしても楽しめるものとなっている。

~起死回生を図る日産~
日産は新型エルグランドを中央にアピールしていたが、BEV(バッテリーEV:以下BEV)を得意とする日産のEVグローバル戦略の紹介として、中国「東風汽車」と共同で開発したBEV「N7」を日本初公開。

~2つのシーンでブランドを際立たせるスバル~
「安心と愉しさ」は不変の価値としての基盤を持ちつつ、今回のモビリティショーでは、新たなブランド戦略として「Performanceシーン」と「Adventureシーン」の2つのシーンを提案していく。その各シーン象徴する2台のコンセプトカーを含む多種多様な6台を展示。

左「 Performance-E STI concept 」
中央「 1983 Subaru GL Family Huckster (参考出品)」
右「Trailseeker prototype 」
~ロータリーエンジン復活? マツダ~
マツダはセンターステージに「MAZDA VISION X-COUPE」を展示。 カーボンニュートラル燃料で駆動する2ローター・ロータリーターボエンジンとモーター、バッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムにCO₂回収装置を搭載する新しいクロスオーバークーペとしている。

~FOREVER ADVENTUREのブースコンセプトでタフさを表現するミツビシ~
ミツビシは人気の「新型デリカD:5(プロトタイプ)」のほか、コンセプトカーとして、 カーボンニュートラル燃料対応のPHEVシステムとクアッドモーター4WD式のS-AWCにより力強い走行を実現する「MITSUBISHI ELEVANCE Concept 」を展示。

MITSUBISHI ELEVANCE ConseptはAI Co-Driverは目的地やアクティビティ、路面状況の変化を先読みする「AI Co-Driver」も提案
~海外勢はハイパフォーマンスと日本戦略~
今回のジャパン モビリティ ショー2025では、海外ブランドの出展は多くなく、日本に向けた戦略を展開する中国、アジア勢と、ドイツのBMW、メルセデスベンツ他が出展。BMWでは、 5月に世界初公開した新型2ドアクーペ「M2 CS」を日本初公開。日本では87台限定販売となる。また、BMWグループのMINIでは 「ポール・スミス」のコラボレーションによるモデル「MINI ポール・スミス・エディション」を世界初公開する。

BEVで日本でも認知度が広がっているBYDは、日本の軽自動車規格に準じた、BYD初の海外専用設計モデルの軽EVプロトタイプ「BYD RACCO」と、 BYDのハイエンドブランドで、現在は中国市場のみで展開している「仰望(ヤンワン )」の「YANGWANG U9」を展示。

~tokyo future tour2035~
10年後のモビリティは?私たちの生活は? 「Tokyo Future Tour2035」は現在から10年後の2035年の陸、海、空のモビリティがどなっているかをテーマに、来場者にわかりやすく可視化、体験できるスペースとなっている。

洋上風からクリーン水素を創り、貯め、届ける「水素を創る船」
~他にも見どころたくさん、だれもが楽しめるモビリティショーに~
ジャパン モビリティ― ショー2025では、他にも様々な展示やイベントがプログラムされていて、自動車好きという型にはならない、老若男女楽しめるイベントとなっている。

1947年に、石油不足から政府が目を付けたのが水力発電で賄うことが出来る電気。そこで誕生したのが東京電気自動車のEV「たま」。現在EVに力をいれている日産はこの東京電気自動車の流れを汲んでいる。


(写真は西展示場4階)
Japan Mobility Show2025 開催概要
一般公開日
10月31日(金)13:30~19:00
11月1日(土),3日(月・祝),8日(土) 9:00~19:00
11月2日(日),9日(日) 9:00~18:00
11月4日(火)~7日(金)10:00~19:00
会場
東京ビッグサイト
入場料金
一般前売り券 2,700円 当日券 3,000円 アフター4 1,500円
高校生以下無料
オフィシャルWebサイト
https://www.japan-mobility-show.com/
