150402_izu_01現存する爬虫類の中で知名度が高く、なおかつ国内で生体を見ることが難しい種類のひとつ、ウミイグアナ。エクアドルのガラパゴス諸島のみに棲息し、海に潜ったり、浅瀬や干潮時の潮間帯で海藻を主食とする珍しいイグアナだ。この世界的に貴重な爬虫類の飼育展示を、東伊豆の「iZoo(イズー)」が開始した。

ウミイグアナはかつての大航海時代には食用にされ、生息数が激減。その後、ガラパゴス諸島が国立公園に指定されると数を増やしたという、人間に翻弄されてきた生物でもある。近年では飼育下で繁殖された個体が海外で流通し始めており、同園で展示されるウミイグアナもそうした個体を導入したもの。
全体的に緑がかった灰褐色の身体を持つが、これはガラパゴス諸島周辺の海域は寒流で海水温が低く、海から上がり、日光浴をして体温を上げる際に役立つと考えられている。また頭胴長の1.5倍に達するという長い尾も、海中での泳ぎに有利な形態なのだ。

因みに島国の日本では海藻を常食する文化があり、ウミイグアナの飼育には都合が良いとのこと。現在は生海苔を食べているそう。国内での飼育展示は初の試みで、同園ではガラパゴスゾウガメも飼育されており、ガラパゴスを代表する2大爬虫類を展示していることも注目したい。
珍しい生物に興味がある人にとっては、絶対に見逃せない機会なのだ。

iZoo
http://izoo.co.jp/