巨大な火柱に胸躍る           群馬県館林市の手筒花火大会

今年の夏は日本各地で花火大会が開催されている 東京で一番早く開催された足立の花火の観客は74万人。隅田川の花火大会では過去最多の103万人もの人手で賑わった。 ほとんどの花火大会は4年ぶりとあって、どの花火大会でも多くの会場が過去最多の観客を集めているという。

手筒花火 一斉放揚

この勇壮な手筒花火を一目見ようと地元だけでなく県外からも多くの人が来場した。

ハネの瞬間 迫力満点だ

昼の暑さが一段落した頃合いで、放揚者(手筒花火を打ち上げる人)が手筒花火の打ち上げ手順など、初めて見る人たちにも判りやすく説明してくれた。

観客達も手筒の打ち上げ方などを聞く事が初めてなのか食い入るように 聞いていいた。

放揚演習1
放揚演習2

続いて多田 館林市長の挨拶では「皆さん、猛暑の中、第24回館林花火大会にお越し下さり誠にありがとうございます。この館林手筒花火は関東・東日本で最大の手筒花火です。迫力のある手筒花火を楽しんでください。この館林は、現在放映中のNHK大河ドラマ「どうする家康」の徳川四天王である榊原康政が館林藩の初代藩主となり、また徳川5代将軍 徳川綱吉公の居城でもありました。館林は様々な歴史と文化に恵まれていますので、存分に楽しんでいってください」という言葉で開始された。

今回の手筒花火は1斤(約800g程度)40本、3斤(約2.4kg)28本、5斤(約4kg)7本の計75本と3回に 渡る、打ち上げ花火で構成されていた。

制作された手筒花火 これを手持ちで放揚する

手筒花火は、大きなもので長さ約1メートル、直径20センチほどの竹筒を荒縄で覆った筒の中に、黒色火薬を詰め込み、打上げる人が体に沿わせながら片腕で抱え、もう一方の腕で支え火柱を真上に吹き上げるという花火だ。

3斤の手筒花火

火薬量は3斤で約2.4kg、点火から消化まで約27秒~30秒だ。消化寸前には、底から炎が抜ける「跳ね(ハネ)」と呼ばれる地面への噴出が特長となっている。


館林手筒花火の魅力を館林煙硝会の池田光弘会長に聞いてみた。

「平成11年4月の「つつじまつり」の関連イベントとして豊橋在住の手筒花火伝承者「谷野泰弘」氏に出演を依頼して始まり今回で24回を迎えました。大きな手筒では,約10メートルもの火柱が吹き上がる模様と爆発するハネ(跳ね)の瞬間が見ている人たちを魅了します。

また、「度肝を抜かれるほど素晴らしい花火でした」という感想や「手筒花火を間近に見る機会が無いので実際見てみてみると、もの凄いモノを見ましたと嬉しそうに言ってくれる」お客さんが多くいます。私たち館林煙硝会の会員は、様々な方々に励まされており常日頃、練習に励んでいます。

館林煙硝会 池田光弘 会長

手筒は一発勝負ですから、お客さんに最高の手筒花火を見てもらうために、何度も空筒を使ってイメージトレーニングを行っています。 」 と語ってくれた。 観客の笑顔を見るために、弛まぬ努力を行っている館林煙硝会の皆さんに感謝だ。

会場には2m以上もありそうな三脚を立てて手筒のベストショットを狙おうとしている カメラマンの方々が大勢いたので、何人かの方に手筒の魅力を聞いてみた。

大きな三脚と脚立で手筒を狙う

「今日、初めて館林の手筒花火に来ました。普段は鉄道写真を撮っているのですが、初手筒なので、今からワクワクしています。11時半頃に会場に着きましたが、既に三脚が沢山並んでいました。比較的良さそうな位置に私も三脚を立てて、この位置から手筒を狙います。初めてなので最初はセオリー通りに撮って、余裕があれば鉄道写真のように火の粉の流し撮りをしようかと思っています。今日も37度を超える猛暑ですが、暑さに負けぬように手筒花火を堪能したいと思います。」
「私は2017年から毎年来ています。煙硝会の方に知り合いがいてその人の放揚を中心にハネの瞬間を撮っています。その中の良いモノを選んで額装してプレゼントしていますが、とても喜んでくれるので撮影する張り合いがあります。数年前に、会場のアナウンスで全国の花火写真コンクールで賞を受賞した方もこの会場に来てくれています、と紹介された事もあります。今日も素晴らしい手筒花火を楽しみにしています。」

館林煙硝会  男衆

来年もここ「館林城ゆめひろば」で「館林手筒花火大会」が盛大に行われる予定だ。

今年の「館林まつり」は7/15・7/16と「館林手筒花火大会」が7/29の開催だった。これら全体で「館林まつり」と言う。また、館林まつりでは、ウチワを制作し募金を行っており、集まった募金は災害に遭われた被災地へ赤十字社を通じて送っている。地震や台風・大雨など日本各地で災害が発生しているので、読者の皆さんも進んで募金に協力しよう。

館林まつりの、スターマインを中心とする打ち上げ花火も素晴らしいが、直接手筒から吹き上がる炎を操る男衆の振る舞いを見ているだけでも、心臓の鼓動が高鳴ってくる。関東地方では、あまり見る事ができない大迫力の「手筒花火」を来年、是非見てみよう。                          詳しくは、公式HPで確認すること。

◆館林手筒花火大会

開催:7月の土曜日を予定(※詳細は2024年になったらHPをチェックする事)

会場:館林城ゆめひろば   群馬県館林市城町2-1    

交通:東北自動車道館林ICから約10分、北関東自動車道佐野田沼ICから約30分 東武伊勢崎線館林駅から徒歩約15分  

駐車場:周辺に公営駐車場あり 

問合せ:館林まつり運営委員会(館林市役所 つつじのまち観光課内 

TEL:0276-74-5233                          https://www.utyututuji.jp/topics1/dsp.cgi?dtno=166

会場付近の城町食堂前
手筒花火会場
手筒花火 始まりを待つ


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