160407_comic_011970年代から1980年代を中心に『宇宙海賊キャプテンハーロック』『銀河鉄道999』『宇宙戦艦ヤマト』など、一大アニメブームを起こした松本零士。
3月31日三栄書房から発売された『松本零士大解剖』は、その原作漫画なかでも大宇宙を舞台とした作品を取り上げる一冊だ。
実は松本宇宙作品はすべてがつながる大構想のもとに創作され、一大サーガとして完成されつつある。本書はその全貌に迫り、松本作品の魅力を紹介している。

本書では『キャプテンハーロック』『クイーンエメラルダス』『銀河鉄道999』『1000年女王』の4作品を中心に紹介。これらはストーリーやキャラクターに繋がりがあり、合わせて読むことでそれらの関係性を読み解く楽しみがある。
『零次元宇宙』と呼ばれる松本作品世界では、ハーロックやトチローを中心にキャラクターが集合し、エメラルダスやメーテルを軸にメインストーリーが進行していく。彼らが乗っている戦艦や、登場する惑星にも共通点があり、本書ではそれらを解説している。

『大解剖シリーズ』らしく、大判のイラストや写真も多数掲載。関係者が珍しいと太鼓判を押す『宇宙海賊キャプテンハーロック』や『宇宙戦艦ヤマト』のカラー原画、『銀河鉄道999』エターナル編第一話『未来軌道』にいたっては原画を全ページ初掲載している。
また、松本零士が『宇宙海賊キャプテンハーロック』を制作したころの物語を、島崎譲が完全オリジナル漫画で描きおろし。読みごたえ抜群だ。

『銀河鉄道999大解剖』に続き、今回も松本零士をはじめ、星出彰彦宇宙飛行士、島崎譲、秋田書店『チャンピオンRED』編集者の録りおろしインタビュー、山本美月のメーテル姿も拝める美女図鑑、松本作品のヴィンテージグッズなど、どのページを開いても松本作品の魅力にあふれたムックとなっている。松本零士ファンならずとも、松本アニメで育った世代には興味深い一冊だ。

『松本零士大解剖』は三栄書房から、オールカラーで972円(税別)。3月31日(木)より好評発売中。

三栄書房『松本零士大解剖』
http://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=8921